2014年1月1日星期三

石川遼が冬季合宿を公開「基礎をやりたい」




2013年12月28日20時14分






今回の合宿には原江里菜も参加(撮影:ALBA)






 石川遼が埼玉県内の練習施設で行われている合宿の模様を公開した。26日から5日間に渡って行われる今回の冬季合宿には、同じ事務所の大江香織らに加えトレーナーの仲田健氏を通じて参加した原江里菜森美穂も参加。この日はジュニアも交えて13名で寒風が吹きすさぶ中、トレーニングに練習に汗を流した。

【関連リンク】2014年の戦いスタート間近!米男子ツアーで来年ブレイクしそうなのはだれ?

 早朝7時から始動したこの日は午前中に仲田トレーナーのハードな筋力トレーニングを行い、食事を挟んで午後はゴルフの練習へシフト。そのメニューはプロコーチの江連忠氏が考案した練習方法も参考にしながら石川自身が作成した。

 この日は土の上からのショット練習、砂の上からのアプローチ、アンジュレーションのあるグリーンでは1つのボールを使用して違うラインから3球連続でカップインさせていくドリルなどを実施。さらに、室内に設置された「スイングノーム」といわれる連続でボールをティアップする機械を使用した連続球打ちドリルも行われた。

 「キツイトレーニングをこの5日間に詰め込んだ。練習はこの合宿では基礎をやりたい。アプローチもパッティングも基本中の基本をやりたいと思っていた」。自分自身にも返ってくるというジュニアへの指導にも熱を入れつつ、来年の更なる飛躍へ足場を固めていく。

2014年米男子ツアー 松山・石川の活躍、タイガーのメジャー優勝は?




2013年12月31日10時49分






2014年シーズンの米国男子ツアー、松山・石川の活躍は(撮影:福田文平)






 米国男子ツアー2014年シーズンが2週間のオープンウィークを挟み1月3日開幕の「ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」から改めてスタートを切る。

【関連リンク】2014年の戦いスタート間近!米男子ツアーで来年ブレイクしそうなのはだれ?

 2014年シーズンはトーナメントのシステム変更に伴い、2013年シーズンが終了して間もない10月の「フライズドットコムオープン」からスタート。日程の関係もあり、タイガー・ウッズ(米国)をはじめとする世界ランク上位の選手たちの出場は少なかったが、松山英樹が3試合に出場してフェデックスカップポイントランキング26位、石川遼も3試合に出場し同ランク17位につけている。

 今季の注目点はやはり日本からフル参戦している松山と石川の2人が今後どのような活躍を見せてくれるかだ。松山は今年4月にプロ転向を果たしてから、国内男子ツアーで4勝を挙げ、史上初のルーキーイヤーでの賞金王を獲得。海外でも「全米オープン」10位タイ、「全英オープン」6位タイなどの活躍を見せ、ノンメンバーから2014年シーズンのツアーカードを手に入れた。昨シーズン終盤には度々身体の不調に悩まされ、現在も左手親指の状態が気がかりではあるが、きっちりと体調管理をした上で戦いに臨むことができれば、米国男子ツアーの過酷な戦いの中でも活躍は十分に期待できるだろう。

 一方で石川の活躍への期待度も大きい。初のフル参戦を果たした昨シーズンは成績が伸び悩み、レギュラーシーズンでのシード権獲得はならなかったが、下部ツアーとの入れ替え戦で3戦連続トップ10入り。条件付ながら2014年シーズンのツアーカードを獲得することができた。その後すぐさまスタートした2014年シーズンでは「シュライナーズ・ホスピタルズ・フォーチルドレン・オープン」で優勝争いを演じ2位タイに入る活躍を見せている。米国で苦しんだ経験が結果となって実を結ぼうとしているのかもしれない。

 日本人選手以外でも、多くのゴルフファンの興味を引き付けるのは世界ランク1位のタイガー・ウッズ(米国)だろう。昨季はシーズン途中にかつての“定位置”世界ランク1位の座に返り咲き、年間5勝を達成。フェデックスカップ年間王者の座は最後の最後でヘンリク・ステンソン(スウェーデン)に譲ったが、昨季の活躍は強いタイガーの復活を十分に印象づけるものだった。しかし2008年以来メジャー優勝を果たせていないのも事実。2014年こそはメジャー優勝を果たし、名実ともに“完全復活”といきたいところだ。

 世界の強豪たちがしのぎを削る世界最高峰の舞台・米国男子ツアー。2013年シーズンはウッズの復活やアダム・スコット(オーストラリア)、ヘンリク・ステンソン(スウェーデン)らの飛躍、そしてジョーダン・スピース(米国)や松山英樹ら若手選手の台頭など様々な話題が生まれた。2014年ではどのようなドラマが待っているのか。

ローリー・マキロイがウォズニアッキとの婚約を発表!




2014年01月01日15時51分






婚約を発表したローリー・マキロイ(撮影:福田文平)






 ローリー・マキロイ(北アイルランド)が交際していたテニスプレーヤー、キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)との婚約を発表した。

【関連ニュース】ローリー・マキロイのプロフィール

 マキロイは1月1日に自身のtwitterで婚約指輪の画像と共に「ハッピーニューイヤー!2014年最初の勝利だ!」とつぶやきウォズニアッキとの婚約をファンにいち早く発表した。

 マキロイとウォズニアッキは2年以上交際を続けており、破局したとの報道もあったが新年のスタートを最高の報告で彩った。

遼、昨季一時は疲労骨折寸前も…万全の状態で2年目へ




2014年01月02日08時41分






昨年は苦しんだ冬場の戦い 今年はどんなスタートを切るのか






 PGAツアー本格参戦初年度でシード権を確保して、すでにアメリカでの2年目シーズンをスタートさせた石川遼。昨シーズンはシーズン序盤から思うような成績を収められず、入れ替え戦に回ってギリギリでのシード権確保だった。

【関連リンク】石川遼のアメリカツアー成績

 しかし、昨シーズンの石川は想像以上の苦しみの中で厳しいPGAツアーを戦っていた。国内ツアーを主戦場としている際から持病となっていた腰まわりの故障の状態は悪く、「1月くらいは股関節の左外側が疲労骨折になりそうな状態だった。腰よりも危ないと言われていた」と当時の状態を告白。骨と骨の間が狭まって神経を圧迫する症状に、医師からはツアーを休んで長期のスパンで治していくプランも示されていた。

 しかし、石川は1月からスタートした新たな米ツアーでのシーズンを戦いながら治していく道を選択。下半身の動きを抑えた新スイングへの移行と並行して、腰回りの筋肉をつけて骨をサポートするトレーニングを連戦の合間でも欠かさず行って戦える肉体づくりを進めてきた。その結果、まだ万全ではないものの「先生もビックリするくらい回復した。今が一番いい状態」とシーズン終盤には回復。さらに、怪我のサポートのためにトレーニングに多くの時間を割いたことが、スイングにもこれまでにない安定感をもたらした。

 「今まで細い軸が2本みたいな感じだったのが、今は連続写真で見てもわかるけど軸が一本。真ん中に太い軸があってそこで回れてる印象ある」。トレーニングの成果は数字にも表れている。2013-14シーズン3試合を戦っただけではあるが平均飛距離は6位タイ、パーオン率は9位タイと上位にランクイン。第2戦目の「シュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープン」で2位タイに入るなど早くも結果も出始めている。

 オープンウィークを挟んで1月9日(木)開幕の「ソニーオープン in ハワイ」からシーズンを再スタートさせる石川。2年目の本格シーズン幕開けに不安は「まったくないですね」と言い切った。万全な状態で迎える初めてのシーズン。アメリカツアー本格参戦2年目は飛躍の1年としてみせる。